福伝の活動

福島からの情報発信

福島の状況を英語で海外に伝えるサイト“Fukushima on the Globe”の運営

福島第一原発事故がもたらした様々な問題や、それに立ち向かう市民の動きなどを海外の人々に伝える英語サイト、“Fukushima on the Globe”を運営しています。

Fukushima on the Globe

英文ニュースレター “Stories & Facts from Fukushima”の発行

原発事故後の福島での出来事や動きを事例の物語と背景となる事実の解説で伝える英文ニュースレター“Stories & Facts from Fukushima”を発行しています。

英文ニュースレター Stories & Facts from Fukushima

ブックレット「福島10の教訓~原発災害から人びとを守るために」の普及

福島原発災害の教訓を世界に伝える冊子「福島10の教訓」を製作した福島ブックレット委員会の構成団体として、本冊子の多言語化と普及活動を行っています。

ふくしまから世界へ

福島と海外の市民の交流

原発がある国や、これから原発を建設する計画がある国のNGO・市民団体やフリージャーナリストなどが福島を訪問するツアーのコーディネートや、海外の人々に福島で起きたことやその学びを共有するための国際会議の開催、福島の原発災害経験者を海外に派遣しての講演会開催などを行っています。

これまで実施した主な交流事業

2014年

6月
  • バンコクで開催された国連防災世界会議の準備会合(アジア閣僚級会合)への福島の市民団体関係者の参加を呼びかけ、発表・展示内容などについて協力。
11月
  • 国際協力NGOセンター(JANIC) 主催の開発援助効果会議(CPDE 北東アジア会合)に参加するため来日したアジア各地(モンゴル、韓国、台湾、中国、フィリピン)からの参加者11名のための福島訪問プログラムを企画・実施。
  • バングラデシュ地方行政・組合省の高官6名と在日本バングラデシュ公使計7名の福島視察ツアーをコーディネート。

2015年

3月
  • タイ、バングラデシュの市民活動家を福島に招聘
  • 「市民が伝える福島世界会議」を開催。海外から約20名のゲストが参加(ピースボートとの共同事務局)
  • 国連防災世界会議パブリックフォーラムに「ふくしまCSO連合」として参加
  • 国連防災世界会議の海外参加者向け福島ツアー、女川ツアーを企画・実施
8月
  • 神戸大学、グアム大学教員の福島訪問コーディネート

2016年

3月
  • 福島の市民団体代表4名をタイ、インドに派遣し、講演会を開催。
9-10月
  • 事務局長 藤岡が国際文化会館・国際交流基金主催の「アジア・リーダーシップ・フェロー・プログラム(ALFP)」に参加。福島の現状等について複数回発表。
10月
  • 韓国とフランスの活動家の福島訪問をコーディネート。
12月
  • 台湾の市民団体(主婦連盟、緑色公民行動聯盟)の食品の放射能汚染に関する現地訪問調査をコーディネート

福島で活動する市民団体への側面支援

外部リソース(寄付、助成金など)の市民団体へのマッチングや、組織強化のお手伝いをします。

県内で被災者支援や復興支援を行うNPOや市民団体を対象に、「一食(いちじき)福島復興・被災者支援事業」を立正佼成会一食平和基金と共に運用し、年間総額700万円の助成を行っています。この助成スキームは公募という形をとらず、当会の推薦をもって一食平和基金に申請し、審査される形をとっています。

その他の事業

県外避難者支援事業(ふくしま連携復興センターからの再委託)

ふくしま連携復興センターが福島県から受託している県外避難者支援事業の一部について再委託を受け、全国に25か所(2017年度は26か所)設けられた県外避難者の相談・支援拠点(地元のNPO等が運営)との連絡・調整などの業務を実施しています。【2016年度、2017年度】

放射能リテラシー事業(セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンからの委託)

2016年6月~12月、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンが制作した子ども向け放射能リテラシー教材「みらいへのとびら」を使い、市民科学研究室、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンとの共催で、子どもに関わる市民団体等がワークショップを行うためのファシリテーター養成講座を福島市・郡山市で開催しました。2017年度は、ファシリテーター養成講座を受講した各団体が、それぞれ子ども向けワークショップを開催するプロセスをお手伝いします。